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JR東日本のお得なきっぷ「都区内パス」を詳しく解説!

JR東日本の電車で都内を移動するとき、都度乗り越し精算するのはSuicaのチャージが面倒だったり、思っている以上に運賃がかかってしまった!

というケースに遭遇した方も多いのではないでしょうか。

そのような手間、無駄を少しでも解消するのにぴったりなのが、JR東日本が発売する「都区内パス」です。

指定のエリア内は一日乗り降り自由になる、とってもお得なきっぷなんですよ!

リモートワーク勤務で定期券のない私も大いに活用しています!

そんな都区内きっぷについて、本エントリで詳しくご紹介します。

都区内パスの商品内容

都区内パスは、「フリーエリア」内でしたら一日乗り降り自由のフリーパスとなっています。

JRで都区内を移動するならばとってもお得なきっぷです。

商品内容詳細は以下の通りです。

おねだん大人:760円
小児:380円
発売形態紙のきっぷ
Suica
モバイルSuica
対象エリア東京都区内フリーエリア
有効期限1日間(利用日の終電まで有効)
利用可能の列車普通列車
席タイプ自由
発売期間通年
利用制限期間なし

対象エリア

対象エリアは「都区内フリーエリア」として、以下のように定められています。

商品名のとおり、東京都区内にある駅がフリーエリア対象ですね。

在来線特急・快速列車、普通列車グリーン席には、別途料金を支払えば乗車可能です。

乗車可能の列車

都区内フリーきっぷでは普通列車・快速のほか、在来線特急・急行に乗車できます。

普通列車グリーン席も乗車できますが、都区内パスは運賃のみ有効ですので、

別途特急料金やグリーン席料金を支払う必要があります。

また新幹線には乗車できませんので、ご注意くださいね。

利用条件

紙のきっぷとSuicaについては利用開始日を1回だけ変更できるようです。

項目紙のきっぷ/SuicaモバイルSuica
対象エリアフリーエリア内の普通列車(快速を含む)の普通車自由席が乗り降り自由です。
有効期限 ご利用日当日に限り有効(0時を過ぎた場合、最終電車まで有効)です。
券面に記載された1日間に限り有効です。
有効期間の変更有効期間内で未使用の場合に限り、フリーエリア内のみどりの窓口にて1回行います。有効期間開始日の変更はできません。

払い戻しについて

都区内パスも、一定条件で払い戻しが可能となっています。

列車の運行不能や遅延による払い戻しはされないとのことなので、ご注意ください。

紙のきっぷ/SuicaモバイルSuica
未使用で有効期間内に限り、フリーエリア内のみどりの窓口にて払い戻しが可能です。未使用で有効日の23時45分までならアプリ内での払戻しが可能です。
220円の払戻し手数料がかかります。
列車の運行不能及び遅延による払戻しはいたしません。

都区内パスを利用できるSuicaと利用できないSuicaがあるのでご注意を!

都区内パスはSuicaに対応していますが、Suicaであれば何でも利用可能というわけではありません。

利用可能なSuica
 ■ モバイルSuica(※)
 ■ My Suica(記名式)
 ■ Suicaカード
 ■ Welcome Suica
 ■ 定期券情報が搭載可能なSuica付きビューカードおよびSuica付き学生証等(※)
 ■ 地域連携ICカード(記名・無記名)(※)
 (※)Suica定期券情報が搭載されている場合を除く

利用不可なSuica
 ■ Suica定期券(定期券情報が搭載されている場合)
 ■ Suica定期券情報が搭載された地域連携ICカード
 ■ りんかいSuica
 ■ モノレールSuica
 ■ Suicaイオカード
 ■ 定期券情報が搭載できないSuica付きビューカード
 ■ ゆうちょICキャッシュカードSuica
 ■ 記念Suica
 (※)定期券の有効期限が切れていてもICカードのおトクなきっぷ(IC企画乗車券)
 をお求めいただけない場合があります。

定期券情報が搭載可能なSuicaが必要だけれども定期券情報を搭載していたら利用できないという仕様になっています。

すでに定期券としてSuicaを使っている場合、別途Suicaカードを用意する必要があります。

また、りんかいSuica、モノレールSuicaが利用できないのも意外な感じがしますが、

いずれにしても都区内パスの購入にあたっては、お手元のSuicaを事前にご確認くださいね。

【豆知識】地域連携ICカードってなんだろう?

地域連携ICカードについて詳しく知らなかったので調べてみました。

地域のバス事業者gあ運行するバスの定期券や各種割引などの地域独自サービスの機能に加えて、SuicaエリアおよびSuicaと相互利用を行っているエリアで利用可能な乗車券や電子マネーなどのSuicaサービスが1枚で利用可能な2in1カードです。

地域連携 IC カードを導入したバスでは、Suica や Suica と相互 利用可能な交通系 IC カードでもご乗車いただけます。

地方に行った際でもSuicaをそのまま利用できるシーンが増えましたが、地域連携ICカードによるものということですね。

現在サービス提供中の地域連携ICカードは、以下の通りとなっています。

県名カード名称事業者名
青森県AOPASS青森市企業局交通部
青森市
ジェイアールバス東北㈱
ハチカ八戸市交通部
岩手県北自動車(株)
Towada Skyblue Pass十和田観光電鉄(株)
岩手県Iwate Green Pass岩手県交通(株)
iGUCA岩手県北自動車(株)
ジェイアールバス東北(株)
秋田県AkiCA秋田中央交通(株)
秋田市
Shuhoku Orange Pass秋北バス(株)
山形県yamako cherica山交バス(株)
山交ハイヤー(株)
米沢市
shoko cherica庄内交通(株)
栃木県totra関東自動車(株)
ジェイアールバス関東(株)
宇都宮ライトレール(予定)
群馬県nolbe上信電鉄(株)
群馬中央バス(株)
日本中央バス(株)
日本中央交通(株)
(株)群馬バス
(株)矢島タクシー
永井運輸(株)

都区内パスの購入方法

紙のきっぷ/Suicaの場合

JR東日本の指定席券売機で購入可能です。

Suicaを利用する場合は、お手元のSuicaに都区内パスを搭載するか、新規のSuicaと同時に購入できます。

新規のSuicaと同時購入する場合は、黒色の多機能券売機で購入しましょう。

なお、QRコードを指定席券売機にかざすだけで簡単に購入できるようにもなっていますので、以下のリンクをご参照くださいね。

モバイルSuicaの場合

モバイルSuicaの場合は、モバイルSuicaアプリ内で購入できます。

iPhoneでの購入手順をご紹介します。

モバイルSuicaでの購入は、チャージ分からの支払いはできません。

登録済みのクレジットカードまたはApple Payでの支払いとなります。

フリーエリアの外で乗り降りするとき

都区内パスで気になるのが、フリーエリアの内外で乗り降りするときの精算方法ですね。

紙のきっぷとSuicaで精算方法が異なります。

紙のきっぷの場合

フリーエリアの外から乗るとき

乗車駅からフリーエリアの最寄り駅までのきっぷを購入しましょう。

入場の際は購入したきっぷを自動改札に通します。

また出場の際は、都区内きっぷを自動改札に通せばOKです。(フリーエリアの場合)

フリーエリアの外で降りるとき

フリーエリアの外で降りるときは、有人窓口で精算しましょう。

自動精算機は使えませんので、ご注意くださいね。

もちろん、都区内パスは返却してもらえますからご安心を(^o^)

Suica・モバイルSuicaの場合

Suica・モバイルSuicaの場合は、フリーエリアの外での乗降でもSuicaを自動改札にタッチするだけでOKです。

Suicaのチャージ残高から自動精算してくれますよ。

都区内きっぷを買う前に…

都区内きっぷはお得で便利なきっぷですが、お得になることもあればそうではないパターンもあります。

フリーエリア内の複数の駅で乗降するのであればお得になるケースが多いでしょう。

逆に、ある駅と単純往復するような場合はお得感は薄くなるケースも多くなりそうです。

特にフリーエリア外から乗ってエリアを通過してエリア外で降りるようなケースでは

都区内パスの利用ではお得感はほとんどないどころか損をしてしまう場合も出てくるでしょう。(フリーエリア外の分の運賃が加算されるため)

また定期券をお持ちの方は、定期+精算のほうが安くなるケースも多そうです。(都区内パスは定期券との併用はできません)

ということで、都区内パスの有無それぞれで事前に運賃を調べて、お得になるかどうかを調べるのがポイントですね。

ちなみに私の場合…

とある日は以下のような行程で活動したことがありました。

小岩→尾久   ¥308
尾久→御徒町  ¥157
御徒町→秋葉原 ¥136
秋葉原→蒲田  ¥308
目黒→小岩   ¥396
合計      ¥1,305

もちろん都区内パスを購入しましたので、かなりお得になりました♪

これぞフリーきっぷの醍醐味です(^o^)

都区内きっぷまとめ

「都区内パス」はJR東日本の都区内フリーエリアを自由に乗り降りできる、とってもお得なフリーきっぷです。

都区内をいろいろ移動する予定がある日には、ぜひ都区内パスを利用してみてください(^o^)

ちなみに、都区内パスだけではエリアがちょっと狭いな〜…という方向けに、より広いエリアを対象にしたフリーきっぷも発売されています。

都区内パスの購入手順の画像でお気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、「東京フリーきっぷ」「ヨコハマ・みなとみらいぱす」「のんびりホリデーSuicaパス」の3種類。

こちらについてはまた別のエントリでご紹介したいと思います!

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