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留萌を目指して2泊3日の旅へ行ってきました!- 2日目はいよいよ留萌へ!【グルメ 食い倒れ 札幌】

留萌を目指す旅 2日目です。

今日が今回の旅の主目的。あのお店にようやく伺えました!

最後までお付き合いいただけましたら幸いです。

朝はそば活からスタート

昨晩の喧騒はどこへやら。すすきのは静かに朝を迎えました。

天気は良さそうです♪

朝食は『ひのでそば』

朝食は「ひのでそば」でいただきます。

大通公園駅の地下街にある立ち食いそばのお店です。

かねてより課題店でしたが、ようやく伺うことができました♪

お店に近づくと鰹の香りに包まれます。香りだけで美味しさが伝わってきます。

店内外の仕切りはなく、通路に開放されています。

こういうお店もだいぶ減りましたね。

いただいたのは天ぷらそばです。

そばは茹であげでやわらかめの食感。

つゆは色が濃いものの辛さはちょうどよい塩梅で、だしの旨味がよく出ていて厚みのある味です。

天ぷらは粉が多めに感じましたが、つゆに馴染むにつれて味わいが激変。

ボテッと重くなるわけでもなく、つゆに溶け込んでしまうでもなく、ちょうどよい具合につゆを吸い込んで絶妙な食感になってくれます。

箸を進めるほどに、じわりじわりと惹き込まれてしまいました。

このような天ぷらにはなかなか巡り会えないと言えるほど、出色の美味しさでした。

本当に美味しい一杯でした。

今後札幌に行った際には必ず寄ります!

ごちそうさまでした♪

留萌へ向けて出発!

ひのでそばで満たされた後は、いよいよ留萌へ出発します。

電車ではなくレンタカーの利用です。

今回の車は、ホンダのN-WGNです。

往路は助手席で♪

セイコーマートで販売しているコーヒーが美味しいとのことで、買ってみました。

コーヒーの風味がしっかり出ていて、確かに美味しかったです!

蓋の密閉度が高くて上手く吸えないので、ストローで2箇所に穴をあけると良いですよ〜(豆知識)

留萌へは、道央道〜留萌深川道路が通じています。

走行距離は150km、2時間ちょいちょいの行程です。

突然ですがN-WGNのショートインプレッション

途中岩見沢PAで休憩しました。

ここで突然ですが、N-WGNのショートインプレッションを書きたい思います(笑)

普段、軽自動車には乗っていないので、その前提での感想ですのでご了承ください。

  • 室内空間は天井の高さもあって、けっこう広々感あり。
  • シートはクッションが厚めで座り心地よし。
  • LKAC、LCCなど安全装備も装着しているのは素晴らしい。
  • カメラで速度標識を認識してメーター内に表示してくれるのは便利。(とはいえ、ほとんど見ませんが(笑))
  • 80km/hまでは普通車と遜色のない足回り。
  • それを超えるとダンピングの効きが弱くなり、段差等で揺れが止まらずフワンフワンの乗り心地になってしまう。

一定速度以上では足回りが頼りなくなる感じがしますが、それを除けば非常に良くできたモデルだと感じました。

ご近所車にピッタリですね。売れまくっているのも納得です。

留萌に到着

その後も淡々と走り続けて、留萌に到着。

目的地の留萌駅に向かいます。

はるばる来たよ、留萌駅!

駅舎の高さはないものの、なかなかに立派です。

かつては炭鉱で大いに繁栄していた留萌なので、駅の規模も大きかったということでしょう。

さて、今回なぜわざわざ留萌まで来たかと言いますと…。

「留萌駅立喰そば」で食べるためでした!

その背景としては、JR留萌線の廃止が決定しているのですが、石狩沼田ー留萌間が2023年3月に先行して部分廃止することとなっています。

留萌に電車が来なくなるということは留萌駅立喰そばも営業を終了する可能性が高いことから、営業している間に行こう!と決まった次第です。

留萌駅立喰そば

駅舎の撮影もそこそこに、いよいよ旅の目的地「留萌駅立喰そば」に伺いました。

お店は留萌駅構内にあります。大きな暖簾が目を引きますね。

先客は5,6名はいたでしょうか。

全然人はいないと勝手に思い込んでいたので、ちょっとびっくりでした(^_^;)

念願の留萌駅立喰そばでいただいたのは、名物の「にしんそば」です。

身欠きにしんはたっぷりとして大きさ。

そばは茹であげ、つゆはしっかり濃い目で、駅そばの王道ともいえる味わいがたまりません。

また、身欠きにしんの甘さがつゆの辛さとよく合います。体の芯からあたたまる一杯でした。

私達が食べている最中にも、続々とお客様がいらしていたのでお店の方も調理で休む間もないくらいでした。

皆さん遠くまで食べに来るものなんですね〜。って、私達もそうなのですが(笑)

また私達のあと数名で、にしんそばは売り切れとなっていました。

ギリギリ間に合ってよかったです。

最初で最後の一杯ですが、ありがとうございました。

留萌駅構内

そばを食べた後は駅構内をぶらり。

留萌は数の子が名産だったとのことでKAZUMOちゃんというゆるキャラがいたり、かつての運賃表、昔の写真などが展示されていました。

かつての賑わいを垣間見るようで、興味深く拝見しました。

運賃表。いつの時代のものか不明ですが、博多までの運賃が記載されているのはびっくりしました。

漁師の店 富丸

はるばる留萌に来たので、このまま帰るのももったいないですよね。

知人から「魚がとても美味しいのでオススメです!」というお店を聞いていたので、行ってみることにしました。

「漁師の店 富丸」です。

ボリュームたっぷりの海鮮料理をいただける評判のお店のようです。

ランチメニューはこちらです。

オススメのいくら丼に惹かれましたが、富丸丼なるメニューがほぼ同額だったので、こちらを食べてみることにします。

事前に何も調べていませんでしたが、お店の方から「量が多いですが、大丈夫ですか?」という一言が…。

「え、えーと、大丈夫です(^_^;)」と答えてオーダしたものの、大変なことに…。

程なくして提供された富丸丼がこちらです。

ビッグマウンテンな海鮮丼でした‥!(滝汗)

上から見るともはや海鮮丼ではなく、バースデーケーキか何かに見えなくもない!?(^_^;)

具材はマグロ、ねぎとろ、白身、サーモン、ほたて、タコ、鮑、ホッキ貝、いくら、数の子、玉子焼きが乗っていました。

マグロ、サーモン、白身はかなりの枚数で、食べても食べてもなかなか減らなかったです(汗)

具材は全て食べられましたが、ご飯は少し残してしまい大変申し訳ありませんでした…。

富丸丼は、私の人生でも一二を争うボリュームの海鮮丼でした(^o^)

とても美味しかったです。ごちそうさまでした。

留萌の街を少しだけぶらり

富丸さんの後は、ちょっと腹ごなしではないですが、留萌の街の見どころをぶらり訪れてみました。

まずは黄金岬へ。

かつてニシンの見張り台でもあった岬は、夕陽に映し出された群来(ニシンの群)がきらきらと黄金色に輝きながら岸をめがけて押し寄せたことから「黄金岬」と呼ばれるようになったそうです。

現在は夕陽の絶景スポットとして知られているようですね。

この日はオンショアが強めで、波は荒れ模様でした。

続いては千望台へ移動してみました。

千望台は海抜180mのなだらかな丘陵地帯で、留萌港を中心に広がる市街地を一望する事ができるスポットです。

訪れるとたしかに留萌の街を眼下に一望できました。

素晴らしい景色でした(^o^)

千望台には、五十嵐億太郎翁の像もありました。

留萌港開発の父とも呼ばれているそうで、留萌に鉄道を引き込んだのも五十嵐翁の功績だそうです。

留萌に限らず維新後の日本各地で五十嵐翁のような功労者が数多くいて日本の発展を支えてくれたのだと思うと、非常に感慨深いものがありますね。

国道で札幌に戻ります

さてさて、札幌に向けて車を走らせましょう。

札幌まではR231でトコトコ戻ることにします。

国道で?と思われるかもしれませんが、海沿いを走るR231で景色を楽しみながらゆっくり帰ろうということに。

ちなみに留萌から札幌までの距離は約120kmと道央道経由よりも若干短くなります。

また交通量も少ないですから、所要時間は往路と1時間程度しか変わらない見込みです(^o^)

増毛の町

留萌を出て20分ほどで増毛町に入りましたので、少し立ち寄ってみました。

増毛駅跡

増毛駅は旧・JR留萌本線の始発駅だったところで、全国的にも知名度が高いですね。

留萌本線の増毛ー留萌間は2016年に廃止されましたが、駅舎は開業時と同じ広さに復元されて公開されています。

駅舎はなかなかに立派な大きさで、かつては増毛町も大いに賑わっていたことが偲ばれます。

廃レールで造られた車停め。味わい深いです。

ホーム跡も保存されていました。

ホーム上には車輪を使ったオブジェがありました。

駅標識。隣駅は箸別駅でした。

駅から100mほど先で右へカーブしています。藪で覆われていますが、レールはその先まで剥がされず残されていました。

秋の夕暮れ付近の陽射しで、ゆったりとした雰囲気が心地よかったです。

駅舎の中の模様。

SLの銘板いろいろ。「鉄道省」の文字に思わず声が出てしまいました。

増毛線の今昔。海岸線ギリギリを走っていたことがわかります。

こうやって見ると、留萌は大きな街であるのもよくわかりますね。

増毛の駅前

駅前には宿や食堂がありました。これぞ日本の木造建築、という作りの建物が残っていました。

時が止まったかのようです。

駅前のメインストリート。道路幅は広めなところからも、かつては町が賑わっていたことが想像できました。

国稀酒造

国稀酒造にも寄ってみました。日本最北の酒蔵です。

造り酒屋らしく、大きくて立派な建屋です。

お酒の販売の他、資料室としてこれまで販売されてきた商品などが展示されており、じっくり見学できます。

目出度い席には欠かせない角樽
番頭さんはこの机で毎日帳簿をつけていたことでしょう
様々な表彰状
國稀で熊さんも酔っ払っちゃいますね(笑)

無料の試飲コーナーもありましたよ!

おみやげには、國稀 上撰を買ってきました。国稀さんの普通酒は900mlなんですね〜。嬉しいですね(^o^)

増毛は旅館、店舗、造り酒屋、住宅など明治から昭和初期の建築物に今もみられ、当時の繁栄が伺える町並みが残っている素敵な町でした。

また北海道に来た際には、増毛にも再訪しよう!

R231のドライブ

増毛の町をあとにして、R231で南下を続けます。

R231は海岸沿いの道路で、海を右手に見ながらの爽快なドライブ。

ですが、道路は海に直接落ち込む断崖絶壁に張り付くように造られており、建設は相当に困難であったことが想像できました。

海抜の高さは違いますが、国道8号線親不知のあたりの雰囲気にそっくりだった、というとイメージが湧きやすいでしょうか。

過去、崩落事故もあったことで現在はトンネルが整備されて、安全かつ走りやすい道路となっていました。

雄冬岬と白銀の滝

後続車に道を譲るために道路沿いのパーキングに車を入れたら、眼の前に滝が現れました。

ここは雄冬岬、白銀の滝でした。

白銀の滝は直接日本海に注ぎ込むという、実にダイナミックな光景を見られました。

波がダイレクトに打ち寄せています
滝が落ち込んだ目の前は日本海

ちなみに雄冬岬付近は特に環境が厳しく、道路も通すことができない「陸の孤島」と言われていたようです。

それもR231の整備によって解消されました。日本の土木建築の技術力に感謝です。

道の駅「石狩 あいろーど厚田」

トイレ休憩で、道の駅「石狩 あいロード厚田」にも立ち寄りました。

海を一望できる展望台があり、とても美しい夕陽を眺めることができました。

この光景にはヨーロッパっぽさを感じました。良き景色(^o^)

施設内のカフェスペースからも見ることができます。

みなさん夕陽を眺めながらChill Time♪

目の前の海は石狩湾で、対岸に小樽、余市などを遠望することもできるようです。眺めてみたいな〜(^o^)

札幌に戻ってきました

ゆるゆる走って、札幌に到着です。

途中休みを入れて3時間程度のドライブでした。

R231は本当に景色も流れもよくて、晴れた日のドライブには最高のルートでした。

また走りに行きますよ〜(^o^)

ってとこでレンタカーを返却して、夕食に繰り出しましょう!

2日目の夕食タイム

炭や 琴似本店

1軒目は「炭や 琴似本店」へ伺いました。

知人からオススメいただいたお店です。

戸を開けると煙が充満した店内。燻されること間違いなしです。いいですね〜。

今回は予約なしで行ってみたのですが、あいにくの満席でした。

ですが、「あと30分ほどで空くと思うので、席をとっておきますね。30分後くらいにまた来てください」とお店の方に言っていただけました。

満席です、の一言で終わらせない対応は素晴らしいですね〜。

このようなお店はそれだけで気に入ってしまいます♪

お店に戻ってきて、乾杯です!

銘柄は明記されていませんでしたが、アサヒのマルエフと思しき味わい!うまいっ!

お料理は、塩ホルモン、上ホルモン、せせり、豚サガリ、生ラムをいただきました。

すべて塩味なのですが、塩加減が超絶バランスしていて、これまでに食べたことがないというレベルの味付けにびっくり!

またホルモン自体も非常に鮮度良く、噛めば噛むほど味が出てきます。

このレベルのホルモンはそうそうは食べられないな〜という思いで、感嘆するばかりでした。

しかも、大半のメニューが1人前300円〜400円台。価格も最強レベルです。

メガハイボールは690円と、これもお安い!
生レモンサワーはまろやかで美味しすぎました〜!

またスタッフさんの動きも好印象でした。

目配りが聞きますし、応対もスムーズで気持ちよさの伝わるものでした。

別の知人は3日に1回ペースで通ってしまうなどと言っていたのですが、それも納得のお店です。

炭やさんは、北海道に来たときの定宿にしたいですね。ごちそうさまでした!

BARねもと

昼間にたっぷり食べたのもあり、2軒目はすすきのへ直行。

BARねもとさんへ伺いました。

こちらは、BARやまざきでチーフバーテンダーを努めた根本さんが独立して開かれたお店です。

(元はBarまつかわだった店舗を引き継がれたとのことです)

お店を覗いてみたらカウンターは満席。

諦め〜?と思ったのですが、壁側の席に案内いただけました。ありがとうございます♪

まずは大好きなブラックベルベットからいただきました。

様々なお店のコースターを眺めながら、美味しい一杯♪

お客様は若い方が大半で、女性ペアもいらっしゃいました。

若い方でも気軽に楽しめるBARとして認知されているのでしょうね。素敵です(^o^)

続いてはマティーニ。

クラシカル寄りの味わいが良い感じ。ドライなだけじゃマティーニは面白くありません(^o^)

ここで切り上げようかな、なんて思っていたら、カウンター席が空いたとのことで席を移動させていただきました。

そうなりますと、飲まないわけには行きませんよね(笑)

久しぶりの旅先ということもあって、ちょっと贅沢にBallantine's 17yをOn the rockでいただきました♪

The Scotchと呼ばれる、ブレンデッドウイスキーの王者。世界一好きな銘柄です。

普段はもっと安いラインばかり飲んでいるので、17yはやはり別格の味わいです!最高ッ!

調子に乗って最後にもう一杯!ということで、Blanton'sをOn the rockで。

ブレンデッドからのバーボンはないでしょ〜!と言われそうでもありますが、どちらも好きなので良いのです!

バーボンらしい力強さにまろやさかも含んだBlanton'sも素晴らしい味わいですよ!

こちらは根本さんからオススメいただいて友人が飲んだジン。

札幌市内にある紅櫻蒸溜所の『9148』というクラフトジンです。

「昆布や鰹、椎茸等のだしの旨味を感じられる、面白い味わいですよ」ということでオススメいただいたものです。

そんなことないでしょ〜?と半信半疑で友人に一口だけなめさせてもらいましたが、本当にだしの旨味を感じられてびっくり!

こんなジンがあるのか!と驚くばかりでした。

紅櫻蒸溜所の会社名は「北海道自由ウヰスキー株式会社」とのことで、社名のとおり既成概念にとらわれない自由な酒造りをされているようですね。

全国的にクラフトジンの人気が高まっているのも「自由」であるところがポイントなのかもしれませんね。

お客様が引けてようやく根本さんとお話ができましたが、コロナ禍ということで現在は根本さんお一人で切り盛りされているとのことでした。

満席で飛び交うオーダーにもテキパキと対応する姿を見て、大変だな〜と思うと同時にプロフェッショナルを感じました(^o^)

ちょっと早めかちょっと遅めの時間だと入りやすいかと思いますので、すすきのに行かれたら覗いてみてくださいね。

Bar ねもと(バー ネモト) すすきの -BAR-NAVI

南北線 すすきの駅より徒歩5分。カウンターだけのお店です。カクテルはお好みに応じてお作り致しますので、バーに慣れていない方でもお気軽にいらして頂きたいです。

お店を出たら、すすきのは大盛況の様相でした。さすが土曜日の夜(^o^)

人手が戻ってくるのは嬉しいです!

2日目はこれで終了です。留萌の旅が実現できて大満足でした!

翌日は早くも最終日ですが、飛行機の便まで目一杯活動しますよ〜!

最後までお読みいただいてありがとうございました。

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